カントリーダンスとは?

 1990年代のカントリー・ブームにのって、アメリカではカントリーディスコが大流行。特に92年から火のついた、ビートの利いたカントリーミュージックとそれに伴ったカントリーラインダンスが大ブームとなり、97年頃には、アメリカのカントリーディスコと呼ばれる大型のホンキートンクは約6000軒以上と言われるまでに膨れ上がり、ピークに達していました。
 この頃よりラインダンスから、ツーステップなどのパートナーダンスを様々なバリエーションで華やかに踊るスタイルが再過熱し、現地のダンススクールでもパートナーダンスの比率が高くなっていました。現在、テキサス・ダラス郊外の若者に人気の大型ホンキートンク COWBOYS や COUNTRY2000 ではやはりパートナーダンスが主流ですが、ヒップホップ系にアレンジしたラインダンスを見事にこなすグループや、ベーシックなステップを自分流に楽しむ人たちも多く見かけます。また、ナッシュビルの WILD HORSE SALOON や DENIM & DIAMONDS 、ロサンゼルスの RODEO 、またハワイなどでもラインダンスはまだまだ健在で、初めて会った人たちとも、すぐに一緒にステップを踏めるラインダンスの楽しさを満喫できます。
 日本でも原宿のクロコダイルなどのライブハウスやカルチャースクールなどでラインダンスを中心としたカントリーダンスは大人気。本場アメリカにも負けないくらいの人気になってきています。

 もそもカントリーダンスは音楽と共に歩んできたわけで、フォークダンス的なものや、ツーステップはずっとカントリーシーンで親しまれてきました。コーラーと呼ばれる指導者の合図によりペアで踊るスクエアダンスもそのひとつで、日本でも多くの愛好者がいます。
 カントリーディスコでは男女ペアで踊るツーステップなどのパートナーダンスと、シングルで横に列をつくって踊るラインダンスがあります。
 ツーステップの基本は簡単ですが、プログレッシブなもので、特に最近は多様化しています。踊って楽しいのはもちろんですが、、なんといっても相手がいないと練習できないのが悩みの種。アメリカではほとんどが自分のパートナーを決めて工夫や練習に励んでいます。やればやるほど、あ・うんの呼吸が必要になってしまうのですが、一般に楽しむベーシックなステップでは、どちらかのリードがあれば初めての方でも十分楽しめるでしょう。耳元で“スロー、スロー”“クイック、クイック”などと呪文のようにささやきながら踊るのも結構いいものです。
 アメリカで相手に困ったワタシが日本でレクチャーに取り入れたのが、一人でも踊れるラインダンス。子供からお年寄りまでみんなで楽しめます。幼少から社交ダンスに親しむ欧米人と違い、シャイな日本人にとっては親しみやすく、これからも定着していくのではないかと思われます。
 ステップはスタンダードなものから最新の曲に合わせたものまで、多種多様。短いステップでも90度(あるいは180度)ターンしながら繰り返すので、まわりからはすごく複雑に見えてカッコイイわけです。

 ントリーダンスには「MUST」(〜しなければならない)がありません。このステップはこの曲で踊らなければならない、なんていうことはもちろんありませんし、場所や資料、教える人、覚える人によって同じ名称のものでも少しずつ違いが生まれる場合もあります。しかしそれもフレンドリーな心をもって合わせていけば、また楽しさが生まれます。
 カントリーダンスはハートフルなカントリーミュージックあってのもの。カントリーミュージックの織りなす人間味あふれる快いリズムを楽しむ一つのツールとして、またコミュニケーションを広げるきっかけ作りとして、カントリーダンスの大きな価値があるのではないでしょうか?

 ひパートナーダンスにもTRYしてみて下さい。また、日本ではなかなか広いフロアが望めませんが、お互いに譲り合って踊りましょう。座って音楽を楽しんでいる方への心配りも大切ですね。
 踊る人、一人一人のホスピタリティが素晴らしいダンスシーンを生み出すことができるのです。

さて、最後に“カントリーダンス上達3ヶ条”
その1.カントリーミュージックを愛そう。(たくさん聴きましょう!)
その2.毎日踊ろう。(体で覚えるのが一番です!)
その3.笑顔で踊ろう。(楽しさこそカントリーです!)


−いい音楽、いい仲間、いい笑顔−
これがカントリーダンスを楽しむ基本であり、醍醐味ではないでしょうか。

さあ、音が鳴り始めたらもうそこは本場ホンキートンク。
Let's Boots Dancin' !!

ダンシング・テキサス代表 ナツコ・グレース

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